家族構成

gettyの画像ばかり並ぶと、どっかのニュースサイトみたいだけど、私的な意見しか載ってませんよ

介護疲れは癒やされる時がくるか。なんで、こんなに社会に被介護者が増えたん?

介護。テレビでもスマホを覗いても、必ず出てくるキーワード。一日何度見るだろう。ただ、仕事として関わる人はともかく、家族が介護を必要とする日がくること、そしてその介護を自分が行う日が来ることを誰が予測出来るのか。

 

介護の仕事は大変だと思う。更には経営者でない限り、報酬もそれに見合っているとは思えない情報も多い。ただ「仕事」という意味では地方の社会で貴重な働き場なのかもしれない。これは否定しないし、今はここに言及する気はない。

今は家族の介護だ。

 

家族の介護は当たり前の様に報酬は無い。あっても驚くけれど「家族なのだから」と突然押し付けられる事実も当たり前の様にやってくる。

我が家で言えば遺産となるような財産も無い。それどころか、わずかばかりの老夫婦の貯金を日々の介護生活が蝕んでいく。社会を恨む気はないが、どちらかといえばこの事実のみを恨む。そして、それを無視して生活を送れない自分を恨む。

 

親の介護とはいえ、今は入院している。自宅介護という状況ではないから、僕にすることは無い。勝手に落ち込み、勝手に悩んでいるだけ。バカかよ。

家には親父がひとり暮らす。生活は裕福ではないけれど、何して暮らしているのか?離れて暮らす僕らに知る由もない。知る必要も無いのかもしれないけれど。

 

週に一度、実家を訪れる生活は続いている。今はその日のままに病院を見舞う。

目は開いているのか、意識はあるのか。そればかりが不安で仕方ない。でも、結果的にそうであっても、そうでなくても、僕に直接的な影響は無い。

 

動けないのを親のせいにしている。鬱状態ではあるけれど、気持ちが落ち着かない。どうしたらいいのか。自分を見失いながら、家族のことを考える日が続く。

 

家族のことなんて、ずっと無視してきたのに、目を向けたら一気に感情が動き出した。だからこそ出来ることもあるだろうし、やるべき事もあるだろう。

僕に出来るのは介護じゃないけど、家族が介護を必要とする日が突然やってくる様な、そんな人達へ「こんなこと考える人も居た」ってメモくらいにはなるだろう。

 

介護の疲れは永遠に癒やされないと思っている。介護は被介護者が生き続ける限り続くものであって、死んだ時には「もっとこうしておけば」とそんな後悔ばかりの感情だけが残るのではないだろうか。

介護者をかかえる社会に未来はない。なんで、こんなに社会に被介護者が増えたん?