家族構成

gettyの画像ばかり並ぶと、どっかのニュースサイトみたいだけど、私的な意見しか載ってませんよ

本当の余命はどれくらいなのか

人間は誰も本当の余命はわからない。

数日と言われた患者が数年生き延びる話もあれば、さっきまで元気だった人が明日は息をしていないということもある。命のろうそくを可視化できるなら、本人にとっても家族にとっても悔いのない付き合い方ができるのではないだろうか。

 

人にはどうしても優先順位がある。身内の体調は気になるが、それより先に自分の生活がある。自立してなんぼで、その先に家族の健康や心配がくる。

自分の足元がぐらついて、どうして家族の心配ができようか。

 

事実上の余命宣告として5〜6年と言われている母の残りの人生はあとどれくらいなのだろうか。

 

検査の時間に嘔吐をしたという。経管栄養であるにも関わらず。

経管であるから、消化できるであろう速度。もしくは生活に必要な栄養量を与えられているのだろうと想像する。そして検査というタイミングは、予測される状況を踏まえて、それ相応の休憩が挟まっているはずだろう。

そこで嘔吐ということは、消化系も含めた身体の弱った姿が想像される。

 

くだが入っているからだろうか、母の会話は聞き取りにくい。ところどころ分かるのだけれども、とこどろどころ意味不明な状態となる。本人に意識もあり、話そうとする意思もある。更には話したい内容もある。

でも、母の姿を見て辛いという。無理して生かしているのではないか?と。僕には判断が出来ない。

 

母にずっと付いている訳にはいかない。ただ、あと何回、あと何時間会えるのだろうか。