目を開かない親を目の前にして思うこと
いつまで続くのかな。この生活。
ずっと実家のことは無視して生きてきたけど、そういう年齢ではなかったことを知ったのが今年の初め。今は両親ともに気がかりで仕方がない。
そう、親の衰えを知ったから。
自分の親はいつまでも元気で変わらず居るのだと思っているところがある。いや、自然の流れから先に逝くことは理解してはいるのだけど、それは今では無いと言い続けている感じ。そうやって現実から目をそらしているのだよね。
それに気づいちゃったら無視は出来ないよ。
母親は目を覚まさず、ずっと眠りの中。父親は不器用に日々の生活を送っている。10代20代の不器用な男の一人暮らしを見ているようで、近くで見ていると気がかりで仕方ない。とはいえ、手を出したところでずっと何か出来るわけじゃない。
それぞれ別に暮らすのだから、一緒にいる時間はそれぞれの役があるようで、それを互いに演じながら過ごす。
自分を育てた親なのだから、僕が心配する必要は無いよ。そう自分に言い聞かせて、今の自分の家に帰る。その生活を一週間ごとに繰り返す。
だんだんと疲れも溜まってきた。仕事だけだったら、もっと楽なのかな?移動はクルマで1時間程度。けして遠くは無い。
でも、疲れたよ。僕は疲れたよ。