友人の親の訃報を聞くと羨ましく思う
親に対して恨みがあるわけじゃない。喧嘩してる訳でもないし、顔を合わせるのが嫌な訳でもない。
でも、最近。友人の親の訃報を聞くと「良かったね。安らかに」と心の中で思うことがある。
人は死に向かって生きているのだけれど、その生と死の壁をどう通り過ぎるのか、それを試されている気がしている。
一発で難なく越える人もいれば、なかなか越えられない人もいる。
自分が躊躇うのか、周りが邪魔をするのか。
急遽の身体的な回復でリハビリ病院へと転院が決まった。
これは自宅介護へのカウントダウンでもある。数字は90と表示。あとは1日ごとに数字が削られていく。
自宅介護は地獄だ。父は気付いているのか。またあの日々が来るかと思うと、しばらく怖ささえある。