家族構成

gettyの画像ばかり並ぶと、どっかのニュースサイトみたいだけど、私的な意見しか載ってませんよ

父親の隠し事は何なのか?

実家は昔ながらの一軒家。40年以上建て替えはしてないから、かなり古いのでは?40年以上としてるのは、僕の記憶にないから。増築や部屋の改造は、僕ら子供の成長に合わせてちょこちょこあった。

今の家ほど壁も床も厚くはない、断熱関連も最悪だよね。そりゃ40年前の基準では、そんな発想さえ大工には無かっただろうし。

という住居。過去は6人で住んでいたのだから、部屋は余っている状態。1Fでは母とその介護をする父が主に使い、僕が泊まる時は2Fを使う。

しかし、耳が遠いのか両親の会話は声がデカイ。そもそもテレビの音がデカイから、その中で話そうとして、更にデカイ声となる。これが疲れるんだよね。1Fの会話が2Fにまるまる聞こえてくる。

 

 

で、現実逃避する僕は実家に泊まっても朝は遅い。目は覚めているのだけどね、布団の中でうーんと唸っている。この時は早く帰りたい気持ちと、父をサポートしたい気持ちの戦いの中なのだ。

そんな状態で、1Fから聞こえてくる会話を聞いていると、まぁ父親の泣き言も多い。「食事は少しでも良いから食べてくれよ」とか「クスリだけはちゃんと飲んでくれよ」とか、そんな感じがずっと続く。

「食事してくれないと、俺が殺したことになっちゃうんだよ」とか、「クスリだけは飲んでくれないと、また入院したりすることになってしまうんだよ」とかとか。

布団に入ったまま、そんな両親の会話を聞いていると、辛さしか無い。

そんな中で「この前の検査の・・・の数値がまた悪くなったよ」「このままだと俺の方が先に逝くことになるよ」と聞こえてきた。肝心な部分が聞こえないもどかしさ。

 

 

流石に寝てられる時間でもなくなったので、1Fへ降りる。すると「飯食わないんだよ」と困り果てた父がいる。聞けば最近父の食事の介助を嫌がっているらしい。「お前がやってくれ」という。

でも考えれば、ここで僕が対応したところで、僕から食べたところで何の解決にもならない。大切なのは父の手から食べてもらうこと。僕は付きっきりで母の介護は出来ないのだから。

「なぜ食べないのか?」聞けば、今は食べたくないという。「お腹が空けばたべるか?」と聞けば、そうだと答える。ならば今無理に食べさせる必要は無い。

父にその旨を伝え、昼飯はちゃんと父の介助で食べることを約束させる。そんな一日の始まり。

 

さっきの父の言葉が気になっていたから「最近、親父はどうなのよ?市の検診とかちゃんと行ってるのか?」などなど、聞く。70歳の世代に市の検診があるのかは分からん。

「腰は相変わらず痛むけど、そんなもんだ」と、さっき耳にした内容の話は出さない。

その後もなんとなく誘導してみたけど濁された。

父は子供に色々と情報開示が下手だ。伝えるべきモノは伝えるべきだと思う。組織論ではないけれど、家族も同じであって、問題や課題を共有することで、思いがけない解決方法が舞い込むことがある。

ましてや、父に何かがあっても母の現状を把握しているのは父だけであって、子どもたち二人には何も出来ないのだよ。

少しずつ情報を手探りに集めていたりはするけれど、効率が悪すぎる。

父よ、リーダーとしては失格だよ。問題を1人で抱え込みすぎる。子どもたちへの信頼もすべきだ。