家族構成

gettyの画像ばかり並ぶと、どっかのニュースサイトみたいだけど、私的な意見しか載ってませんよ

ザ・自宅介護

自宅介護のメリットはなんだろう?かかる費用を考えても、ざっと聞けばそれほど変わらない。しいて言えば、看護する側の家族の交通費の節約だろうか。

現在週に2度のリハビリと、同じく2度のデイサービスの利用。デイサービスは通いで朝〜夕方までを過ごす。食事や入浴などを対応してくれている。

また月に2回の医者の訪問。そんな流れ。

週に3日はまるまる自宅で父親が対応することとなる。それは負荷が掛かり過ぎるけれど、本人が希望した結果であって僕らの意見は簡単に通る感じではない。

ただ、流石にストレスを感じていたのか、結果的に月に1回1周間程度のショートステイのサービスを利用することとなった。

 

ショートステイの受け入れ先はデイサービスでお世話になっている所。知った顔ということもあり、母は素直に泊まりのサービスを受けている。

「なかなかお気に入りらしい」と父から母の感想を聞いたけれど、ちょっとさみしそうだよね。「やっぱり家が一番」であってほしいのだろう。

父の頑張りが報われないというより、父に現実を分かってもらいたいなと思う。もう母には家の存在が分からないのだよ。知らない部屋で過ごすのは、居心地わるいのだよと。

 

自宅介護ってなんですか?家族の負担が増えるばかり、辛い現実を突きつけられる毎日に家族は頭がおかしくなりそうです。

なぜ、人はボケても生き続けるのか。生き続けなければならないのか。僕には全くわかりません。

 

でも、父の立場になったとしたら、自分は妻の死を望む事は出来ない。例え不自由な身体になったとしても、一緒に過ごしたいと思うだろう。

そう思えば、父の今の行動も判断も理解は出来る。ただ、自分の精神的な不安と、過労からの苛立ちの原因になっているのも母の存在である訳で、どこからか諦めというよりも、現実を受け止めて欲しいと思う。

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目の前に居るのは父の嫁でありながら、もう既に違う人間になってしまっているのだと。言葉は通じているのか?理解しているのか?言葉も上手く話せない。食事も上手くとれず、着替えもトイレも出来ない。

その姿を目の前に突きつけられ、誰も経験の無い介護を見よう見まねでやり続けなければならない残酷な状況が「自宅介護」なんだよ。